倉庫の出庫・入庫とは
倉庫では出庫・入庫が頻繁におこなわれています。出庫とは倉庫に保管されている商品を出して出荷すること、入庫とは倉庫に運ばれてきた品物を倉庫に入れることです。倉庫ではさまざまな品物をうまく格納して、スペースの有効活用を図る必要があります。出庫のときにはどこに保管されていた品物がいくつ、いつどこに出荷されたのかをチェックすることが必要です。その空いたスペースには品物を保管できるので、入庫のときには品物を保管する場所の候補になります。入庫されたときにはどのような品物がどこにいくつあるのかを記録して、在庫を管理したり、出庫時の対応をしやすくしたりするのが一般的です。このような出庫・入庫を繰り返すことで倉庫が運営されています。
出庫・入庫の担当者のおこなう作業
倉庫では出庫・入庫に伴って現場の人はどのような作業をしているのでしょうか。倉庫の運営システムによって違いがありますが、近年では倉庫管理システムが導入されていることが多くなり、作業内容は比較的簡単になっています。出庫・入庫のどちらの場合にも在庫情報に関しては専用のリーダーやスマートフォンなどでQRコードを読み込むだけで良い場合がほとんどです。品物に付いているQRコードを読み込んだら、出庫の場合にはトラックなどに載せ、入庫の場合には該当する場所に品物を収納します。トラックの積み下ろしや品物の運搬作業もするのが一般的です。出庫・入庫の作業は基本的にバーコードを読んで運ぶだけの簡単な内容になっているので、誰でも気軽にできます。
生産物が生産者から消費者の手元に届くまでが物流です。商品を運ぶだけでなく、品質向上のために保管、荷役、包装、流通加工、情報管理を行っています。